酵母エキスについて

緑汁

ユーグレナ・ファームの緑汁には、酵母エキスが使われています。

 

酵母エキス(こうぼエキス、Yeast extract) とは、酵母の利用形態のひとつで菌体自体を化学的に分解抽出した成分のことである。
主成分としてアミノ酸や核酸関連物質、ミネラル、ビタミン類を含み、「調味料」「微生物培養の培地」「家畜飼料」「健康補助食品」などに用いられる。
発酵機能や発酵産物(代謝物)を利用したパンや、アルコール飲料と並び多岐に利用されているが主に加工食品の副原料として使用されるため一般消費者が酵母エキスを単体で見る事はほとんど無い。
また、原料として利用される酵母は、出芽酵母だけでは無く様々な酵母が利用されている。

原料
様々な発酵副産物と酵母がエキス原料として利用されている。
製紙産業の副産物を利用したトルラ酵母( Cyberlindnera jadinii )、水産食品加工工場や日本酒、ワイン、ビール工場でアルコール飲料の発酵タンクの底に沈んだ滓など原料とするならば出芽酵母が原料となるが、水産物の加工工場由来の物質を原料とするならば、酵母原料にはen:Debaryomyces hanseniiの他にカンジダ( Candida albicans )、トリコスポロン属( Trichosporon ) などが含まれることもある。
なお、エキスとして加工されない場合、家畜飼料の原料や他の食品残さと共にメタン発酵を経てバイオガス原料とされることもある。

原料の酵母
例えば出芽酵母の場合、環境中から自家採捕した野良酵母(野生酵母)ではパンやアルコール類の製造において、大量生産時に安定した発酵特性を得ることが困難なため、最終目的製品の要求品質に合わせ選抜され純粋培養さた菌株が使用されている。
この手法はヨーグルトなどでも普通に利用されている技術である。

製造方法
タンパク加水分解物の製造と同じプロセスを経る。
タンパク加水分解物では原料が「動物性タンパク質」や「植物性タンパク質」であるが、酵母を原料とした場合の生成物は酵母エキスと呼ばれる。
また、アルコール飲料醸造滓を原料とした場合、出芽酵母由来の苦み、臭気、味を有するため酵母由来の特性を除去する為の処理が行われる。

様々な製造方法があるが代表的なものは、
1.自己消化(酵素分解法):酵母自体が持っているプロテアーゼや核酸分解酵素などで菌体自体分解する方法。酵母の自己消化物はイギリス帝国傘下のオーストラリアのベジマイトを始めとして、マーマイト、プロマイト(Promite)、Oxo、Cenovisなどの加工食品に用いられている。
2.酸加水分解(酸分解法):塩酸で分解し有効成分を得る方法。なお、この工程中でクロロプロパノール類等のが副産物として生成され最終製品残留する事から、危険性を指摘する評論家もいる。
得られた液体は最終用途に向け、更に分離精製、濃縮、粉末化加工される。

用途例
食品、健康補助食品、医薬品、化粧品、微生物培養培地などに利用される。
現在の食品と食品添加物との分類では、酵母エキスは食品添加物ではなく、醤油や昆布エキスなどと同様に食品に分類されている。

農業
菌床栽培キノコの培地に栄養剤として添加される事がある。

醸造添加物
酢酸醸造の際に副原料として添加される事もある。

加工食品
食品加工業界では、精製した化学調味料よりも安価で独特の味が出しやすいため、カップ麺など多く加工食品に使われている。
自己消化物の他に、酵母の加水分解物も良く使われている。

栄養補助食品
ビール醸造滓を原料とした栄養補助食品が販売されている。

(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』から抜粋)

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